赤ちゃんが泣き止まないときや寝かしつけのときなど、多くのご家庭で活用されている「おしゃぶり」。一時的に赤ちゃんの気持ちを落ち着かせることができるため、育児の強い味方になっている方も多いのではないでしょうか。しかし一方で「いつまで使って大丈夫なの?」「歯並びが悪くならないか心配…」といった不安の声もよく聞かれます。今回は、おしゃぶりの使用時期の目安や歯並びへの影響、さらに将来的に小児矯正が必要になる可能性について解説します。
1. おしゃぶりはいつまで使ってもよいのか
おしゃぶりは赤ちゃんの吸うしぐさの欲求を満たし、落ち着きをもたらす役割があります。ただし、長く使いすぎると歯並びや顎の成長に影響を及ぼす可能性があります。そのため、適切なタイミングで卒業させることが大切です。
①生後6か月ごろまで
この時期は赤ちゃんにとって自然な吸う動作が必要とされる時期です。おしゃぶりを使うことで入眠がスムーズになったり、情緒の安定に役立ったりすることがあります。
➁1歳前後から段階的に減らす
離乳食も進み、吸う行動よりも噛む行動が中心になる時期です。おしゃぶりの使用が長く続くと、口腔周囲の筋肉の発達が妨げられる可能性があります。
➂2歳以降は卒業を意識
多くの場合、おしゃぶりは遅くとも2歳頃までに卒業することが望ましいとされています。この時期以降も長時間使い続けていると、歯並びや噛み合わせへの影響が現れる可能性があります。
④3歳を過ぎても使用している場合は相談を
3歳を過ぎても日常的におしゃぶりを使用している場合、口腔機能の発達に影響が出ている可能性があるため、小児歯科での相談を検討するとよいでしょう。
おしゃぶりの卒業時期は、赤ちゃんの個性やご家庭の状況にもよりますが、遅くとも3歳までには使わない生活へ移行していくことを意識しましょう。
2. おしゃぶりが子どもの歯並びに与える影響
おしゃぶりの使用が長期にわたると、乳歯列や顎の成長に影響が出る可能性があります。特に歯並びや噛み合わせに関する変化は、将来的な小児矯正の必要性にも関係してきます。
①上顎前突(出っ歯)
長時間のおしゃぶり使用は、前歯が前方に押し出される原因となることがあります。これにより、上の前歯が前に出た状態、いわゆる「出っ歯」の傾向が見られることがあります。
➁開咬(前歯が噛み合わない)
上下の前歯の間に隙間ができ、噛み合わない状態を「開咬」といいます。おしゃぶりが常に口の中にあることで前歯の噛み合わせが阻害され、このような歯並びになることがあります。
➂顎の発育への影響
おしゃぶりを長く使用することで、上下の顎のバランスに偏りが生じることもあります。特に、上顎の成長が促進され下顎がやや後退する形になることがあり、顔全体の印象にも関わってくることがあります。
④舌の位置異常
おしゃぶりの使用により、舌の自然な位置が変わってしまうことがあります。これは、発音や飲み込みなどの機能にも影響を及ぼすことがあります。
⑤口呼吸の習慣化
おしゃぶりを使っている時間が長いと、鼻呼吸よりも口呼吸が習慣化しやすくなることがあります。口呼吸はむし歯や歯周病のリスクを高める要因となるため注意が必要です。
このような影響は、必ずしもすべてのお子さんに起こるわけではありませんが、使用期間や使用時間の長さによってリスクが高まるため、早めの対処が重要です。
3. 小児矯正が必要になるケースと歯並びの相談の目安
おしゃぶりによる歯並びの乱れが見られた場合でも、早期に対応すれば自然に改善する場合もあります。ただし、自然な改善が見込めないケースでは、小児矯正を検討することがあります。
①3歳を過ぎても歯並びに変化がない場合
通常、2歳ごろまでにおしゃぶりを卒業すれば、前歯の隙間や噛み合わせの乱れは自然に改善されることもあります。しかし、3歳を過ぎても開咬や出っ歯の傾向が強く残っている場合には、矯正の検討が必要になる可能性があります。
➁指しゃぶりや口呼吸など、他の癖が続いている
おしゃぶりをやめた後も、指しゃぶり・爪噛み・口呼吸といった習慣が続くと、歯並びや顎の発達に影響するリスクがあります。これらの癖は、矯正治療の妨げになることもあるため、早めの相談が勧められます。
➂乳歯が極端にデコボコしている
乳歯の段階で明らかな歯列不正がある場合、永久歯の生え変わりに影響する可能性があります。特に、上顎が狭い、歯が重なっている、噛み合わせが深いなどの症状がある場合は、歯科医師による早めの評価が望ましいでしょう。
④顎の左右差が見られる
顎の発育に左右差があると、顔全体のバランスや噛み合わせに問題が出る可能性があります。小さいうちから成長を確認しながら矯正で誘導することで、バランスのよい発育を目指せることがあります。
お子さんの歯並びや口の機能について少しでも気になる点がある場合は、小児歯科や矯正歯科への相談をおすすめします。
4. 埼玉県朝霞市・新座市の歯医者 はっとり歯科医院の矯正歯科治療
埼玉県朝霞市・新座市の歯医者「はっとり歯科医院」では、歯並びの改善と将来を見据えたサポートを行っています。朝霞駅から徒歩1分・駐車場完備の通いやすい立地にあり、キッズスペースやバリアフリー対応など、幅広い世代にとって通いやすい環境を整えています。
当院の矯正治療は矯正専門医院とは異なり、むし歯治療・抜歯・定期検診なども含めた総合的な診療が一つの医院で完結できるのが大きな特徴です。矯正歯科は特に小児矯正を得意としており、矯正の認定医が在籍。既に300症例以上の診療実績を持ち、様々な症例から適切な処置をご提案。歯並びだけではなく呼吸や嚥下、食べ方飲み込み方の指導等も行っております。正しい呼吸法や舌の動きが見につくと、いびきの改善等がみられ、耳鼻科に通い続けていたお子様が矯正によって通わなくて済むようになった等の症例も多数ございます。
<はっとり歯科医院の矯正治療の特徴>
①呼吸や食べ方飲み込み方や姿勢など総合的に診断
単に歯並びをキレイにするのではなく、その根本や再度ズレないように様々な角度から診断・治療を実施します。
②3歳から対応可能
当院の小児矯正では、歯が並びにくくなる原因に早期からアプローチ。マイオブレースや急速拡大装置を活用し、非抜歯での矯正を基本としています。見た目の改善だけでなく、呼吸・姿勢・全身のバランスにもつながる治療を目指しています。
③後戻りリスクを考えた矯正治療
生えている歯を治すのではなく、骨格全体のバランスを加味しながら”正しい位置に生える・生やす”を基本としています。後戻りが少なくキレイな歯を維持しやすくなる矯正治療を目指しています。
④矯正の認定医が2名在籍
日本矯正歯科学会認定医が過去の症例を元に矯正プランをご提案いたします。
朝霞・和光・志木・新座エリアでお子様の歯並びやかみ合わせ、その他口腔関連の様々な症状でお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。はっとり歯科医院は、一人ひとりの将来を見据えた矯正治療をご提供いたします。
まとめ
おしゃぶりは赤ちゃんの成長を助ける反面、使い方を誤ると歯並びや噛み合わせに影響することがあります。特に2歳を過ぎても長時間使い続けている場合は、将来的な小児矯正を検討するケースもあります。お子さんの歯並びや癖が気になる場合は、まずは歯医者に相談してみましょう。
おしゃぶりによる歯並びについてお悩みの方は、埼玉県朝霞市・新座市の歯医者「はっとり歯科医院」までお問い合わせください。
監修:はっとり歯科医院 理事長 服部克彦
資格
歯科医師
略歴
平成10年 鶴見大学歯学部 卒業 同大学院 卒業
平成11年 医療法人清眞会 あずま歯科医院 勤務
平成15年 歯学博士号 取得
平成19年 はっとり歯科医院 開院
所属学会等
康本塾
皆川インプラントアカデミー
顎顔面矯正
SJCD
小児歯科学会
MID-G
