子どもの歯並びや噛み合わせは、将来の口腔内環境や全身の健康にも影響するといわれています。そのため、早い段階で矯正治療を検討するご家庭も少なくありません。子どもの歯並びの矯正にはさまざまな方法があります。その中でも、マウスピースを使う「マイオブレース」と、昔から行われている「ワイヤー矯正」では特徴が異なります。今回は、マイオブレースとワイヤー矯正の違いや効果、メリット・注意点について解説します。
1. 小児矯正におけるマイオブレースとワイヤー矯正の基本的な違いとは
小児矯正では、子どもの成長や歯並びの状態に合わせて、さまざまな方法が選ばれます。中でもマイオブレースとワイヤー矯正は代表的な治療法ですが、装置の仕組みや使い方、期待できる効果には違いがあります。ここでは、それぞれの仕組みや特徴を解説します。
①マイオブレースの仕組み
マイオブレースは、やわらかい素材でできた取り外し可能なマウスピース型の装置です。日中や就寝時に一定時間装着することで、口呼吸や舌の使い方など、歯並びに影響する習慣を改善することを目的としています。
➁ワイヤー矯正の仕組み
ワイヤー矯正は、歯にブラケットという装置を接着し、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かす方法です。取り外しはできず、歯医者で定期的に調整しながら治療を進めていきます。
➂取り外しの可否
マイオブレースは自分で着脱が可能なため、食事や歯磨きの際には外すことができます。一方で、ワイヤー矯正は装置を外すことができないため、食事内容や清掃の工夫が必要です。
④治療の考え方の違い
マイオブレースは、歯を大きく動かすというより、舌や顎の成長を整えることで歯並びを改善する「予防的矯正」を目的としています。一方、ワイヤー矯正は歯に直接力をかけることで、効率的に歯を動かすことが期待できます。
⑤適応する症状の違い
マイオブレースは、歯並びが乱れる原因となる習慣や成長の偏りを改善することを目的としており、軽度から中等度の症状に使われることがあります。一方、ワイヤー矯正は幅広い症状に対応でき、重度の歯並びの乱れにも適応できる可能性があります。
マイオブレースとワイヤー矯正は、それぞれ特徴や目的が異なります。子どもの歯並びや成長段階に合わせて、どちらの方法が適しているかは歯科医師と相談しながら選ぶことが大切です。
2. マイオブレースとワイヤー矯正の効果や適応年齢の違いを比較
治療効果や開始時期は矯正方法によって異なります。ここでは、マイオブレースとワイヤー矯正の効果や適応年齢の違いを解説します。
①マイオブレースの効果
マイオブレースは、口呼吸から鼻呼吸への改善や、舌の正しい位置を促すことで顎の成長を助け、自然な歯並びを目指す装置です。歯自体の移動は大きくありませんが、習慣を整えることで、将来の矯正治療の負担を軽減できる可能性があります。
➁ワイヤー矯正の効果
ワイヤー矯正は、歯を計画的に動かすことで、歯並びや噛み合わせを整える効果が期待できます。見た目の改善に加え、噛む力のバランスも整えやすいため、幅広い症状に対応できる可能性があります。
➂適応年齢の違い
マイオブレースは成長期の子どもに適しており、一般的には5歳から10歳前後での使用が推奨されます。一方、ワイヤー矯正は永久歯が生え揃った小学校高学年から中学生以降に始めることが多いです。
④生活への影響
マイオブレースは取り外しが可能で、生活への制約は比較的少なめとされています。ただし、装着時間を守らなければ十分な効果が得られにくいことがあります。一方、ワイヤー矯正は常時装着が必要なため、食事や清掃に工夫が求められる場合があります。
⑤将来への影響
マイオブレースで口腔内の習慣を整えることで、将来的に本格的な矯正が不要になることもあれば、ワイヤー矯正が必要になっても治療期間が短くなる可能性があります。一方、ワイヤー矯正は効果的に歯を動かせると考えられますが、治療後は保定期間を含めた長期的なケアが必要になる場合もあります。
このように、それぞれの方法には適応年齢や効果に違いがあり、子どもの成長段階に合わせて選択することが大切です。
3. マイオブレースとワイヤー矯正のメリット・注意点
マイオブレースとワイヤー矯正には、それぞれ異なるメリットと注意点があります。治療を検討する際は、両者の特徴を正しく理解して選択することが大切です。
<マイオブレース>
①メリット
マイオブレースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの妨げになりにくく、清掃もしやすいのが特徴です。装置がやわらかく違和感が少ないことから、子どもが受け入れやすい傾向があります。
また、口呼吸や舌の使い方といった習慣を整えやすいため、歯並びの改善だけでなく、全身の健康にも良い影響を与える可能性があります。
➁注意点
装着時間を守らなければ十分な効果が得られにくいため、子ども自身の協力度が重要です。また、歯を直接大きく動かす力は比較的弱いため、重度の不正咬合には対応できない場合があります。
<ワイヤー矯正>
①メリット
ワイヤー矯正の大きな強みは、幅広い症例に対応しやすい点です。歯を計画的に動かすことで、歯並びや噛み合わせを整える効果が期待できます。矯正後は歯並びが整い、噛む力のバランスも改善されやすくなります。
②注意点
装置が固定されるため、清掃が難しくむし歯や歯ぐきの炎症リスクが高まることがあります。また、硬い食べ物や粘着性のある食品に注意が必要で、生活習慣に制限がかかることもあります。さらに、装置による痛みや違和感が一時的に強く出ることもあります。
マイオブレースとワイヤー矯正はいずれも効果が期待できる方法とされていますが、目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。治療開始前には歯科医師と十分に相談し、納得できる方法を選択するようにしましょう。
4. 埼玉県朝霞市・新座市の歯医者 はっとり歯科医院の矯正歯科治療
埼玉県朝霞市・新座市の歯医者「はっとり歯科医院」では、歯並びの改善と将来を見据えたサポートを行っています。朝霞駅から徒歩1分・駐車場完備の通いやすい立地にあり、キッズスペースやバリアフリー対応など、幅広い世代にとって通いやすい環境を整えています。
当院の矯正治療は矯正専門医院とは異なり、むし歯治療・抜歯・定期検診なども含めた総合的な診療が一つの医院で完結できるのが大きな特徴です。矯正歯科は特に小児矯正を得意としており、矯正の認定医が在籍。既に300症例以上の診療実績を持ち、様々な症例から適切な処置をご提案。歯並びだけではなく呼吸や嚥下、食べ方飲み込み方の指導等も行っております。正しい呼吸法や舌の動きが見につくと、いびきの改善等がみられ、耳鼻科に通い続けていたお子様が矯正によって通わなくて済むようになった等の症例も多数ございます。
<はっとり歯科医院の矯正治療の特徴>
①呼吸や食べ方飲み込み方や姿勢など総合的に診断
単に歯並びをキレイにするのではなく、その根本や再度ズレないように様々な角度から診断・治療を実施します。
②3歳から対応可能
当院の小児矯正では、歯が並びにくくなる原因に早期からアプローチ。マイオブレースや急速拡大装置を活用し、非抜歯での矯正を基本としています。見た目の改善だけでなく、呼吸・姿勢・全身のバランスにもつながる治療を目指しています。
③後戻りリスクを考えた矯正治療
生えている歯を治すのではなく、骨格全体のバランスを加味しながら”正しい位置に生える・生やす”を基本としています。後戻りが少なくキレイな歯を維持しやすくなる矯正治療を目指しています。
④矯正の認定医が2名在籍
日本矯正歯科学会認定医が過去の症例を元に矯正プランをご提案いたします。
朝霞・和光・志木・新座エリアでお子様の歯並びやかみ合わせ、その他口腔関連の様々な症状でお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。はっとり歯科医院は、一人ひとりの将来を見据えた矯正治療をご提供いたします。
まとめ
小児矯正では、子どもの成長や歯並びの状態に合わせて、さまざまな方法が選ばれます。マイオブレースは成長期の子どもに向いており、将来的な矯正の負担を軽減できる可能性があります。一方、ワイヤー矯正は幅広い症状に対応しやすく、歯を計画的に動かすことが期待できます。どちらの方法にもメリットと注意点があるため、子どもの年齢や症状、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
小児矯正のマイオブレースについてお悩みの方は、埼玉県朝霞市・新座市の歯医者「はっとり歯科医院」までお問い合わせください。
監修:はっとり歯科医院 理事長 服部克彦
資格
歯科医師
略歴
平成10年 鶴見大学歯学部 卒業 同大学院 卒業
平成11年 医療法人清眞会 あずま歯科医院 勤務
平成15年 歯学博士号 取得
平成19年 はっとり歯科医院 開院
所属学会等
康本塾
皆川インプラントアカデミー
顎顔面矯正
SJCD
小児歯科学会
MID-G
